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いつでもBom Apetite!

お父さんの末路

2018/08/15 10:56 旅行・お出かけ

 

 連休中は意識的に出歩くことにしている。ひとつは仕事から離れて気分転換をするため、もうひとつは運動がてら身体を動かすため。


 そんなわけでこの夏休みも、兵庫県立美術館で開催中のプラド美術館展や国立国際美術館で開催中のプーシキン美術館展へ行ったり、表六甲をふらふらとお散歩してみたり。一人なので、その日の朝、目覚めてから「よし、今日はあそこへ行こう」と決めて行動開始、なんて気楽さ。


 表六甲をお散歩していた日、ついでにと「六甲ガーデンテラス」まで足を延ばしてみた。蛇足だが、一人きりでこのような観光地にいるときに私が何を考えているかと言えば、それは「誰かを連れて来られるお勧めスポットとなり得るかどうか」ということで、どうやら私は、駐在員時代に日本から多くの来客を迎えていた時の癖がいまだに抜けないらしい。つい、ベストシーズンはいつか、効率的な動線は、トイレの場所はと、およそ今後必要なさそうな情報を仕入れたり確認したりしてしまっている。とほほ。


 それで六甲ガーデンテラスだが、6月上旬~9月上旬まで「ピーターラビットと楽しむ 六甲山英国フェア」を開催中で、施設内の英国風庭園のあちこちには絵本やその登場人(?)物のパネルが飾られ、スタンプラリーありピーターラビットのグリーティングあり、子供がいたら「わぁっ!」と目を輝かせて喜びそうな、可愛らしい演出てんこ盛りである。


 ピーターラビットの絵本と言えば、かなり初期から我が実家の本棚にあったから、ずいぶんと読み聞かせもして貰ったんだろうなぁなんて考えながら庭園を散策していたところ、こんな家系図パネルの展示を見つけた。


 ひょえぇぇーーー! お、お父さんっ……!!!! 


 「ある朝、おかあさんが「マグレガーさんの畑に行ってはいけませんよ。なぜなら、おとうさんはじこにあってマグレガー夫人にパイにされてしまったのだから。」といいました。」(『ピーターラビットのおはなし』ビアトリクス・ポター 1902年)


  なんと正確な家系図でありましょうか。私はアホで注意力散漫な子供だったので、読み聞かせの時も自分で本を読めるようになってからも、「おとうさん」の末路についてあまり注目してこなかったのだが、つまりウサギパイになったってことだ、と、絵で見て初めて実感させられた、説得力のある家系図であった。


  残酷なようにも見えるが、人間が他の命を貰って生きているのもまた事実。シビアな現実もぼやかすことなく表現した「ピーターラビット・シリーズ」、大人の目線でもう一度読み直してみたら、新しい発見がありそうで楽しそう。ついでに、ウサギのパエージャも食べたくなってしまったよ。

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